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旅: 「東海道・山陽道」 第二節

鎌倉 → 平塚 → 小田原

陽二月曇天の江ノ島

ずっと遠くまで砂浜がぼうっと見えて続く。空と海は雲に覆われて今日は富士山が見えない。
私は江ノ島に向き合っているが人影はなく、ただ鳶が飛び交っているのみで、浜辺はますますものしずかである。

西行途次 下田紘誓先生ご夫妻を訪ね交歓す

旅のおもしろみに乗じて下田先生の家を訪ねた。お宅では何となく風雅を解するもの同士で世の喧噪を忘れる思いがした。

下田先生が高らかに吟じられるとゆったりのびのびした気分になったし、奥様の清らかな吟は春に咲く花の中にあるようだった。

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