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東海道・山陽道 > 第四節 > 十二柿田川の湧水

旅: 「東海道・山陽道」 第四節

三島→吉原→清水→静岡

十二柿田川の湧水

o柿田川湧水…静岡県駿東郡清水町にある湧水群にて。
o緑濃やかに…緑が多い。
o禽語…鳥の鳴き声。
o沈潜…深く身をひそめかくす。
o豆州…伊豆の国(現在の三島)。
 

詩意

 柿田川の水は清く、緑濃やかに鳥の声は優しく聞こえる。暫く佇んでいると自然に愁いを忘れた。
聞く処によると、この豊かな水は富士山の千年前の雪がとけて、地の中をくぐってこの三島に湧いているという。

解説

 五月の日差しは既に強い。
公園は一服の清涼を得るに充分な風景であった。
木々の緑に、水草もなよなよとして、清らかな水が滾々と流れている。
何故か小さい頃の郷愁が漂ってくる。

 例えば四,五歳頃だったろうか、想い出す。
隣の家の女の子と、そのおばあちゃんに手を引かれ、近くに汽車が走るのを見に行った。
線路端に入り、トンネルから出てくる汽車のモクモクとした煙を吸って喜んだ。
そして線路脇の溝で遊んだ。
 わき水が流れ、メダカや小ブナや、イモリやカニなどがいた。
そして水の中の砂が肌色でとてもきれいだったのが今でも記憶に残っている。
 何時だったかそこに立ち寄ることがあったがすっかり変わっていた。
線路端も溝も狭く細く危険で汚くて、よくこんな所で遊んだものだと思った。
 
大きな土管が埋めてあり、そこからボコリボコリとダイナミックに湧き上がっている。
人の話によると、今湧いている水は富士山の百年前の雪解け水だそうだ。
富士の山の恵みと雄大さを思う。

 知人に三島育ちの老婦人が居た。
土産話しをすると
「私が女学校に通った頃は舗装された道もなく、湧き水があちこちで滔々と流れていましたよ」
と語った。
 自然がどこもかしこも奪われ無くなって行く。                                 

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