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漢詩で綴る旅だ
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東海道・山陽道 > 第十節 > 五十四 夕べに錦川に至る

旅: 「東海道・山陽道」 第十節

岡山 → 倉敷 → 福山 → 尾道 → 本郷 → 西条 → 広島 → 宮島口 → 岩国 → 熊毛 → 新南陽 → 小郡 → 厚狭 → 門司港 → 八幡 → 帰宅

五十四 夕べに錦川に至る

o錦川…山口県岩国市を流れる。錦帯橋が掛かり有名。 

o紗羅...うすぎぬ

o星河…天の川。 

o翠煙…煙るような山のみどり。 

o良宵…晴れたよい夜。 

o妙影…美しい影。錦帯橋のこと。

詩意

川は薄絹を敷いたような奇麗な流れに絹帯橋は架かっている。煙るような山の緑はその水面に映って良き夜を迎えようとしている。橋の向こうの山に日が隠れてしまう頃、気がつくと河原で遊んでいた人達はいなくなってしまったが、そこには月に照らし出された清らかな流れが絹帯橋の美しさと相まって実になまめかしかった。

解説

コンビニから例によっておにぎりなどを買い堤防の側で食った。かすかに朝の霞がかった宮島があった。右手前方には岩国の海岸に面した工場群がかすんで見えた。以前であったらこのかすんで見える遠景に、歩いて行き着けるのだろうかと大いにプレッシャーを感じたものだが、この頃には「これなら二〇キロも無いな」とゆとりの見当も付くようになった。
 やがて十時三十分道路標識に山口県和木町とある。とうとう山口県に入ったのだ。そして間もなく岩国市へ。私は浜松の兄へ携帯をかけた。私が学生の頃、新婚の兄貴が居たこの岩国へ遊びに来たことがあったから。

午後一時、岩国駅の前に立つと、ここであることを実行した。人通りの多い辻に立って吟じることである。駅前のデパートの入り口付近を選び、竿を前に置き吟じた。通り過ぎる人は却って恥ずかしいのか、相手にしたくないのか、無関心に通り過ぎた。わずかに日陰で休んでいる老人がいっときの間、こちらを見つめているのみであった。 青山氏と別れ、一路、錦帯橋まで歩いた。途端に道のりが長く感じたが、川をたどって錦帯橋に着く。 もう記憶からは無くなっていたのか、こんなに大きい橋だったかと目を見張る思いだ。下の河原に降りてみると、見上げる橋は一層大きく、小石を敷き詰めた河原と清らかな水の流れが、まさに旅塵を洗うかのようだった。

暫くして青山氏と入れ替わりに坂井氏が到着する。心強い。

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